氏名 | 田中 裕喜 (TANAKA Hiroki) |
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所属 | 現代人間学部 こども教育学科 | |||||||||||||||||
職名 | 教授 | |||||||||||||||||
主要学歴 |
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取得学位 | 修士(人間・環境学) | |||||||||||||||||
研究分野の概要 | 教育哲学・教育人間学 わたしたちは、今、どのような社会に生きているのだろうか。この社会において、「大人になる」「大人である」ということは、いったい何を意味しているのだろうか。それが、現代の社会では、自明なことではなくなってしまっているのではなかろうか。こうした状況のなかで、わたしたちは、はたして子どもを大人へと育てていくことが本当にできているのだろうか。いや、そもそも、わたしたち自身が大人たりえているのだろうか。わたしたちは何をもって自分のことを大人だと思っているのだろうか。こうした人間形成と社会形成をめぐる根本的かつ具体的な問題を、人文・社会科学の理論的知識と教育・保育現場の実践的見識を擦り合わせて解明していくことに取り組んでいる。 |
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キーワード | 教育関係、コミュニケーション、大人と子ども、教師の専門職性 | |||||||||||||||||
主要職歴 |
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学内活動 | 学生部長、キャンパス・ハラスメント防止・対策委員長 |
教育・研究活動 | |
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1.担当科目 | 学 部:教育原理、教育課程論、哲学入門、保育者論、保育・教育課程論、保育内容(人間関係)、幼児と人間関係、こども教育概論、こども教育基礎演習、こども教育フィールド研修、こども教育演習、卒業論文、教育実習、教育実習事前事後指導、教職実践演習 |
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2.教育活動 | |||
教育実践上の主な業績 | 年 月 日 | 概 要 | |
(1)教育内容・方法の工夫(授業評価を含む) | |||
1 | 教育内容の工夫 | 小学校の授業研究会、幼稚園・保育所・認定こども園の保育研究会に参加して、教師や保育者たちと教育・保育実践をともに見取り合うなかで培ってきた実践的知識を学問的知識と擦り合わせ、講義内容に反映させるように努めている。 | |
2 | 教育方法の工夫 | 授業や保育をビデオ記録したものを学生に視聴させ、気づきを交流させることを通して、教育・保育実践を省察する力を培養するように努めている。 | |
(2)作成した教科書、教材、参考書 | |||
1) | 京都ノートルダム女子大学現代人間学部こども教育学科編『こども教育ハンドブック』 | 2020年3月 | 京都ノートルダム女子大学現代人間学部こども教育学科の所属教員が協同して教職課程の基礎演習科目や教育実習事前事後指導のために編んだテキスト。担当した部分では、教職をめざす人たちに対して、わが国の学校教育が大きな転換期にあることを論じている。その上で、現在の学校がどのような問題に直面しているかを理解しようとすることや、それらの問題の解決に向けてどのようなことができるかを仲間との対話を通して探究していくことの重要性を述べている。 |
(3)教育方法、教育実践に関する発表、講演等 | |||
(4)その他教育活動上特記すべき事項 |
3.研究活動 | ||||||
著書、学術論文等の名称 | 単著・共著の別 | 発行又は発表の年月 | 発行所、発行雑誌 (及び巻・号数)等の名称 |
編者・著者名 (共著の場合のみ記入) |
該当頁数 | |
(1)著書 | ||||||
1) | 『現代教育学』 | 共著 | 1997年6月 | 三晃書房 | 上野恭裕・藤田博子 | 35〜46頁 |
2) | 『〈道徳〉は教えられるのか?』 | 共著 | 2003年5月 | 教育開発研究所 | 土戸敏彦 | 30〜36頁 |
3) | 『幼稚園実習[新版]』 | 共著 | 2020年3月 | 北大路書房 | 民秋言・安藤和彦・米谷光弘・上月素子・大森弘子 | 75~80頁 |
4) | 『道徳教育の理論と実践[第2版]』 | 共著 | 2024年10月 | 大学教育出版 | 石村秀登・末次弘幸 | 103~118頁 |
(2)論文 | ||||||
1 | コミュニケーションと真理 ―デューイの真理探究的コミュニケーション― | 単著 | 1997年6月 | 『日本デューイ学会紀要』第38号 | 14〜19頁 | |
2 | デューイ教育学のコミュニケーション論的解釈 ―木下竹次の〈相互学習〉― | 単著 | 1998年6月 | 『日本デューイ学会紀要』第39号 | 8〜12頁 | |
3 | G.H.ミードのコミュニケーション論の教育学的研究 | 単著 | 1998年6月 | 『関西教育学会紀要』第22号 | 1〜5頁 | |
4 | デューイ学習共同体論の意義再考(査読付) | 単著 | 1998年11月 | 『人間・環境学』第7巻 | 71〜80頁 | |
5 | 相互成長の共同体の構築にデューイ思想の示唆するもの | 単著 | 1999年6月 | 『日本デューイ学会紀要』第40号 | 188〜189頁 | |
6 | デューイの学校環境論についての一考察 | 単著 | 1999年6月 | 『関西教育学会紀要』第23号 | 31〜35頁 | |
7 | コミュニケーションと超越論的他者(査読付) | 単著 | 1999年11月 | 『教育哲学研究』第80号 | 35〜47頁 | |
8 | 自己と他者 | 単著 | 2000年12月 | 『大谷大学短期大学部幼児教育科紀要』第2号 | 18〜25頁 | |
9 | 子どもとうそ | 単著 | 2001年12月 | 『大谷大学短期大学部幼児教育科紀要』第3号 | 19〜24頁 | |
10 | 《大人》になること/《大人》であることの可能性 ―超越論的な〈大人〉の失効を越えて―(査読付) | 単著 | 2005年11月 | 『教育哲学研究』第92号 | 59〜76頁 | |
11 | 教師の専門性と教師教育の課題 | 単著 | 2006年3月 | 『滋賀大学教育学部紀要』第55号 I教育科学 | 113〜121頁 | |
12 | 遊びの哲学 ―なにゆえに遊びは教育方法たりうるか― | 単著 | 2007年3月 | 『滋賀大学教育学部紀要』第56号 I教育科学 | 93〜98頁 | |
13 | 〈子ども〉であることの可能性 ―教育と哲学との邂逅― | 単著 | 2007年3月 | 『滋賀大学教育学部教育実践総合センター紀要』第15号 | 111〜116頁 | |
14 | リバタリアニズム教育改革の超克 ―学校選択制の錯誤― | 単著 | 2009年3月 | 『滋賀大学教育学部紀要』第58号 I教育科学 | 139〜144頁 | |
15 | 「わくわく」の創造 ―滋賀大学教育学部附属幼稚園の実践― | 単著 | 2014年3月 | 『滋賀大学教育学部紀要』第63号 教育科学 | 1〜6頁 | |
16 | 「学びの共同体」の社会哲学的含意 ―なぜ「学びの共同体」では質の高い学びが可能になるのか― | 単著 | 2015年3月 | 『滋賀大学教育学部紀要』第64号 | 1〜11頁 | |
17 | グローバル資本主義・政治・教育 | 単著 | 2016年3月 | 『滋賀大学教育学部紀要』第65号 | 185〜192頁 | |
18 | 「表現者として育ち合う幼稚園」の創造 | 単著 | 2017年3月 | 『滋賀大学教育学部附属幼稚園研究紀要』第45号 | 111〜114頁 | |
19 | 「主体的・対話的で深い学び」とは何か | 単著 | 2018年3月 | 『京都ノートルダム女子大学研究紀要』第48号 | 25〜32頁 | |
20) | 自由の相互承認に基づく社会の構築と学校教育の課題 | 単著 | 2022年3月 | 『京都ノートルダム女子大学研究紀要』第52号 | 123~130頁 | |
21) | 夏目漱石『こころ』の教育関係論的解釈 | 単著 | 2024年3月 | 『こども教育研究』第10号 | 1~12頁 | |
(3)その他 | ||||||
1 | 書評 森田裕之著『贈与‐生成変化の人間変容論 ドゥルーズ=ガタリと教育学の超克』 | 単著 | 2016年6月 | 『教育学研究』第83巻第2号 | 231〜233頁 | |
2) | 図書紹介 ガート・ビースタ著 田中智志、小玉重夫監訳『学習を超えて 人間的未来へのデモクラティックな教育』 | 単著 | 2022年6月 | 『教育学研究』第89巻第2号 | 319~320頁 |
4.学会等および社会における主な活動 | |
(1)学会活動 | |
1995年〜現在に至る | 日本デューイ学会 会員 |
1996年〜現在に至る | 教育哲学会 会員 |
1997年〜現在に至る | 日本教育学会 会員 |
(2)公的機関の役職等 | |
2013年9月〜2022年3月 | 近江八幡市子ども・子育て会議 委員 |
2016年4月〜2018年3月 | 近江八幡市生きる力育み委員会 委員(学力向上アドバイザー) |
2020年10月~現在に至る | 大津市教育・保育施設等における重大事故の再発防止のための検証委員会 委員 |
(3)非営利組織等における活動 | |
(4)講演講師等 | |
2016年11月 | 滋賀県教育委員会学びに向かう力育み事業・学びの基礎体験型学習プロジェクト公開授業・保育研究会 講師 |
2016年11月 | 滋賀大学教育学部附属幼稚園公開研究会 指導助言者 |
2017年6月 | 近江八幡市授業研究会 講師 |
2017年6月 | 滋賀県教育委員会学びに向かう力推進事業公開保育研究会 講師 |
2017年7月・9月 | 大津市保育研究会 講師 |
2017年7月 | 彦根市立保育所研究会 講師 |
2017年8月 | 竜王町立小学校研究会 講師 |
2017年10月 | 近江八幡市授業研究会 講師 |
2017年11月 | 滋賀県教育委員会学びに向かう力推進事業公開授業・保育研究会 講師 |
2017年11月 | 滋賀大学教育学部附属幼稚園公開研究会 指導助言者 |
2018年6月・10月 | 大津市保育研究会 講師 |
2018年8月 | 滋賀大学教員免許状更新講習 講師 |
2018年8月 | 滋賀県教育委員会幼稚園教育課程および教育課題研究協議会 講師 |
2018年11月 | 滋賀大学教育学部附属幼稚園公開研究会 指導助言者 |
2019年7月・11月 | 大津市保育研究会 講師 |
2019年12月 | 滋賀県国公立幼稚園・こども園園長会研修会 講師 |
2020年7月・10月 | 大津市保育研究会 講師 |
2021年6月・11月 | 大津市保育研究会 講師 |
2022年6月・11月 | 大津市保育研究会 講師 |
2023年6月・11月 | 大津市保育研究会 講師 |
2023年6月・11月 | 甲賀市保育の質向上に向けた研究保育 講師 |
2023年10月 | 滋賀県教育委員会学びに向かう力推進事業公開研修会 講師 |
2024年5月~9月 | 甲賀市保育教諭・保育士ステージ研修 講師 |
2024年6月 | 大津市保育研究会 講師 |
(5)その他 |