氏名

園田 雪恵

(SONODA Yukie)
所属 現代人間学部 こども教育学科 
職名 准教授 
主要学歴
1988年3月大谷女子大学文学部幼児教育学科卒業 (文学士)  
2007年3月大谷女子大学大学院文学研究科英語学英米文学専攻修士課程修了 (修士(英語学))  
2012年3月兵庫教育大学大学院学校教育研究科幼年教育コース修士課程修了 (修士(学校教育学)) 
取得学位 修士(学校教育学)
修士(英語学) 
研究分野の概要 幼児教育・保育学 
キーワード 保育者養成,保育内容環境,保育カリキュラム,食育 
主要職歴
1988年4月~1992年3月学校法人河本学園白ゆり幼稚園 幼稚園教諭 
2002年1月~2005年3月平井会計事務所 会計監査員  
2007年4月~2008年3月大阪大学大学院 精神医学教室 研究補助員 
2008年4月~2009年3月ECC国際外語専門学校こども英語保育コース専任教員 
2009年4月~2011年3月プール学院大学短期大学部幼児教育保育学科 実習助手 
2012年9月~2013年3月大阪市立大国小学校(ステップアップ学習指導員)、 大阪市立晴明丘小学校(放課後指導員)、 大阪市立喜連北小学校(非常勤講師)   
2013年4月~2014年3月白鳳女子短期大学総合人間学科こども教育専攻 講師   
2015年4月~2019年3月夙川学院短期大学児童教育学科 講師  
2019年4月~2021年3月神戸教育短期大学こども学科 准教授 (旧校名:夙川学院短期大学) 
2021年4月~2022年3月山陽学園短期大学こども育成学科 准教授 
2022年4月~現在に至る京都ノートルダム女子大学 現代人間学部こども教育学科 准教授 
資格・免許
1988年3月 1)幼稚園教諭1種免許状取得(大阪府教育委員会:昭62幼1普第328号)  
1988年3月2)小学校教諭1種免許状取得(大阪府教育委員会:昭62小1普弟570号)  
1988年3月 3)司書取得  
2012年1月4)保育士免許取得(大阪府-068891) 
2012年4月5)幼稚園教諭専修免許状取得(大阪府教育委員会:平24幼専第1号)  
2012年4月6)小学校教諭専修免許状取得(大阪府教育委員会:平24小専第1号)  
学内活動 広報委員 
教育・研究活動
1.担当科目学 部:保育内容(環境)、幼児と環境、保育内容総論、保育・教職実践演習、こども教育演習、こども教育基礎演習、こども教育フィールド研修、保育実習指導Ⅰ-1、保育実習指導Ⅰ-2、保育実習指導Ⅱ、保育実習Ⅰ-1、保育実習Ⅰ-2、保育実習Ⅱ
 

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2.教育活動
教育実践上の主な業績 年 月 日 概 要
(1)教育内容・方法の工夫(授業評価を含む)    
1)  保育指導案の作成指導   2008年5月   幼稚園実習が始まる前に、設定保育の流れと保育指導案の基本的な書き方の指導を行った。授業終了後においても個別に指導案の添削を行った。実習期間中は、指導案立案についての相談に対応した。  
2)  実習先での救急対応についての指導   2009年10月   事前に、堺市消防局で、3日間の普通救命講習を受講し、応急手当普及員の資格を取得した。学生が、教育実習や保育実習で緊急対応ができるよう、堺市の消防局の職員を招き心肺蘇生やAEDの使い方を指導した。幼児と乳児の心肺蘇生用の人形を用いて、心肺蘇生の方法の違いも教授した。  
3)  子ども学ゼミにおける幼稚園や保育所の実習で役立つ保育実践の指導   2015年5月   様々な保育教材(エプロンシアター・手袋シアター)を作成し、どのようにしてこの教材を活用するのか検討を行った。そして、この教材を活用した内容の指導案を立案し、実習での保育実践に役立つ内容で、演習を行った。  
4)  実習における設定保育の指導法の教授(教育実習事前事後指導(幼)・保育実習指導Ⅱ)   2015年5月   実習の授業の中で、幼稚園実習や保育実習における設定保育がイメージしやすいように、自ら実習生役となり、指導案を作成し、設定保育を行った。発達段階に適した絵本の読み聞かせや手遊びの指導法、季節にあった製作の指導法を考案し、学生が、どのように指導計画から保育実践につなげるのか理解しやすいように指導を行なった。  
5)  オーストラリア保育実習における事前指導   2018年8月   オーストラリア保育実習参加者に対して、簡単な英語の自己紹介の方法を指導した。また、英語が苦手な学生でも保育しやすいような紙芝居を選定し、この読み聞かせの指導を行なった。保育実習引率に際しても、毎日、実習の振り返りを行い、紙芝居の読み聞かせの前日指導や、子どもの前で行う劇の指導を行なった。オーストラリアの実習園では、子どもの前で絵本の読み聞かせをして、学生に見学させた。見学の次の日からは、学生が読み聞かせを実践する形で指導を行った。  
6)  パソコンで作成する実習日誌の指導(情報機器の操作を含む)   2019年1月  実習期間中、効率よく事務処理ができるように、パソコンによる実習日誌の作成方法を、実習担当の教員と共に学生に指導した。実習先の園が、パソコンによる実習日誌作成の了承が得られた園において、実習生が、この方法を希望した場合に限り、実施した。パソコンによる実習日誌を作成した学生は、実習日誌作成時間を短縮し、指導案立案や、睡眠時間の確保ができたという利点があった。また、実習園の指導担当者にも、実習日誌が見やすいという効果があった。字をきれいに書くことや行をそろえて書くことが苦手な学生にも、実習日誌作成のしやすさがあった。  
7)  表現ⅡBにおけるエプロンシアターの演じ方の指導   2021年4月  この授業では、エプロンシアターの指導案を作成し、エプロンシアターの制作を行った。事前に、子どもの前で演じることを意識しながら制作をするように伝え、なるべく既存の物語ではなく、学生のオリジナル作品にするように指導した。第14回と第15回では、学生は、保育者役になり、他の子ども役になっている学生の前で作成したエプロンシアターを演じる。全員で、振り返りを行い、前期終了後の9月にある保育実習に活用できるように、授業担当者からの評価だけでなく、各自が発表した時の全員の振り返りシートの内容を個に渡し、演じたものをよりよいものに改善して実習に臨めるようにした。  
8)  オンラインによる教育実習Ⅱ(学内演習)   2021年6月  コロナ禍のため、山陽学園短期大学における6月の教育実習Ⅱが現地実習にかわり、オンラインによる学内演習授業となった。学生は、自宅において受講をする形式である。指導案の作成方法や、手遊び等、実習での保育指導法についてVODで6コマ分作成し、授業を行った。VODでは、理論と実践が融合できるよう、幼稚園教育要領における5領域や幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿との関連性について解説を行い、実践方法を見せるようにした。  
(2)作成した教科書、教材、参考書    
1) 独自に作成したパワーポイントとこれに連動したプリント及び確認テスト(保育原理Ⅰ、保育原理Ⅱ、保育者論、保育内容環境、保育内容健康、教育実習事前事後指導(幼))   2013年4月  白鳳女子短期大学において、各講義で使用するパワーポイントとこれに連動したプリントを作成した。講義科目は、授業終了10分前に毎回行う10問テストを作成した。幼稚園実習の事前指導においての子どもとのかかわりについては、適宜視覚教材を取り入れ、ワークプリントを作成した。 
2) 独自に作成したパワーポイントとこれに連動したプリント及びワーク・確認テスト(保育内容総論、保育内容人間関係、教育課程論、教職実践演習)   2015年4月  保育内容の5領域について総合的に理解できるように、パワーポイントとプリントを作成した。遊びに関するワークや現代の子育てに関するワークを取り入れた。保育の法規に関しては確認テストで振り返りを行った。子どもの発達や園の環境構成に関するもの、保護者支援にかかわるもの、園内の協働性など、様々な演習ワークを作成し、学生の理解を図った。 
3) 子ども学ゼミーエプロンシアターと手袋シアターの作成・指導案の作成  2015年4月  エプロンシアターと手袋シアターを作成した。子ども学ゼミで、これらを見本として提示した。実際に演じて見せ、これらについての指導計画も作成し、エプロンシアターを演じる前に書き方の指導を行なった。  
4) 教科書「保育カリキュラムの基礎理論~教育・保育課程の学び~」(共著)、認定こども園の全体的な計画の作成  2018年6月  2019年度からは、2018年に共著者と作成した教科書を使用し、保育における教育課程の理解を深めた。また、夙川学院短期大学付属幼保連携型認定こども園の「全体的な計画」を作成した経験から、これを授業に活用し、カリキュラムの作成方法の解説を行った。  
5) 保育実習指導ⅠA・Ⅱー設定保育における季節にあった保育指導案の作成、保育教材の作成  2018年4月  実習を行う季節に見合った保育指導案を作成し、その指導案から、設定保育で使う保育教材(とんぼグライダー、紙コップロケット、ぴょんぴょんカエル、葉っぱの首飾り)を作成した。授業では、教員が保育者役になり、設定保育における子どもへの指導法を伝えた。実習で活用できる授業内容の工夫を行った。多くの学生が、保育指導案と保育教材を、保育実習で活用していた。 
6) 教育方法論-防災教育の指導法のワークプリントの作成  2020年5月   外部講師として、神戸市長田区の消防署の職員を招き、全学年の学生に対して、防災教育を行った。この講義内容を教育方法論の授業の中で復習をし、防災教育の指導法の授業を行った。神戸市が配布している防災にかかわる資料等を活用し、保育者として、災害から子どもの安全を守るには、どのような方法があるのか、災害で傷ついた子どもの心にどのように寄り添うのか、ワークプリントを作成した。  
7) 認定絵本士資格に関する授業のプリントとワークの作成  2020年8月   認定絵本士資格に関する講座である「絵本講座」を3コマ担当した。1.「絵本と出会う(保育・教育の場での出会い)」、2.「絵本の世界を広げる技術(絵本を探す技術)」、3.「絵本を紹介する技術(ブックトークの技術)」である。これは、2020年度から始まった講座である。この講座に使用するプリントや、絵本と「保育内容5領域」や「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」とのつながりについてのワークプリントやブックトークのワークプリントを作成した。  
8) オンライン授業の動画作成  2021年6月  コロナ禍により、2021年6月より、オンライン(VOD)で授業をすることとなった。前期は、保育内容総論、表現ⅡBのオンライン授業の動画作成を行った。後期は、人間関係A、健康A、子どもの保健Ⅱのオンライン授業の動画作成を行った。実習もオンライン実習となり、前期の教育実習6コマ、夏休み期間の保育実習Ⅰ、保育実習Ⅱ合わせて8コマ、後期の施設実習2コマ、教育実習4コマを担当した。 
(3)教育方法、教育実践に関する発表、講演等    
1)  教育実践紀要の査読  2015年10月~2020年3月  教育実践紀要の発行にあたり、ピアスーパーバイザーとして論文7本の査読を行った。 
2)  神戸教育短期大学付属幼保連携型認定こども園の立ち上げと、「全体的な計画」の作成  2019年1月  神戸教育短期大学付属八尾ソレイユ認定こども園の立ち上げに関わり、「全体的な計画」を作成した。重点的に取り組む保育の柱を検討し、子どもの発達段階に応じたカリキュラムを立案した。また、認定こども園設立にかかわる書類作成を行った。 
(4)その他教育活動上特記すべき事項    
1)  高校生への幼稚園教諭に関するキャリア教育  2013年5月~2022年11月  近畿圏と岡山県内の高等学校において、高校生に対するキャリア教育を行った。内容は、幼稚園教諭の業務と園の環境構成についてであった。 
2)  幼稚園教諭免許状授与の所要資格の特例に係る講習  2015年10月~2017年3月  特例制度における幼稚園教諭免許状取得を希望する保育士に対して、保育内容総論、教育課程論の講義を行った。 
3.研究活動
著書、学術論文等の名称 単著・共著の別 発行又は発表の年月 発行所、発行雑誌
(及び巻・号数)等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
該当頁数
(1)著書          
1)  『保育カリキュラムの基礎理論~教育・保育課程の学び~』  共著  2018年6月   あいり出版(249頁)   戸江茂博・大橋喜美子・猪田裕子・岩﨑成美・西本望・柴ひろ・佐藤智恵・澤田愛子・塩津恵理子・森知子・久保木亮子・園田雪恵  pp.232-247 
(2)論文          
1)  「廉塾」-菅茶山と教育   単著  1988年3月   大谷女子大学『教育学会誌』第14号(175頁)     pp.98-111 
2)  (修士論文) The Washback Effect of Japanese University English Entrance Examinations: Focus on Creative Writing"   単著  2007年3月   大谷女子大学大学院文学研究科(78頁)      
3)  (修士論文) 「保育学生の規範意識が幼児期の道徳指導観に及ぼす影響」   単著  2012年3月   兵庫教育大学大学院学校教育研究科(25頁)      
4)  「保育学生の規範意識と幼児期の道徳指導観の関連性」   単著  2014年3月  『幼年児童教育研究』第26号(100頁)     pp.49-58  
5)  「保育学生の授業規範と保育観の関連性の研究」   単著  2015年3月  『幼年児童教育研究』第27号(126頁)     pp.71-78 
6)  「規範意識の育成に関する保育・教育課程の意義の検討-幼小接続期の集団場面に焦点をあてて-」   単著  2016年3月   夙川学院短期大学『研究紀要』(第43号)(80頁)    pp.3-17  
7)  「特例講習科目「保育内容総論」におけるアクティブ・ラーニング型授業の報告-遊びの中の保育内容5領域の検討-」   単著  2016年12月  夙川学院短期大学『教育実践研究紀要』(第9号)(52頁)    pp.40-48 
8)  「幼稚園実習及び保育実習を経験した幼稚園教諭と保育士のイメージの比較 ―色彩連想テストとテキストマインドによる自由記述の分析から―」   単著  2017年3月  夙川学院短期大学『研究紀要』(第44号)(114頁)     pp.69-81 
9)  「保育内容「環境」と小学校教育課程とのつながり―子どもの自然の関わりと生命の尊重」   単著  2017年3月  夙川学院短期大学『研究紀要』(第44号)(114頁)     pp.32-47  
10)  「咀嚼をテーマにした食育活動に関する授業報告―食事場面における子どもへの援助方法の検討―」  共同(分担)  2017年12月  夙川学院短期大学『教育実践研究紀要』(第11号)(59頁)   平田庸子・園田雪恵  pp.37-47 
11)  「保育者をめざす女子学生の箸の使用と食生活の関連―子どもへの食育実践にむけて―」   共同(分担)  2018年3月   神戸女子短期大学『論攷』(63巻)(110頁)   平田庸子・園田雪恵・西川貴子  pp.3-14  
12)  「子どもと生き物とのかかわりの観察から得られる学生の学び―幼稚園実習および保育所実習での学生の記述から―」(査読付)   単著  2020年11月   幼年教育実践学会 『幼年教育WEBジャーナル』(49頁)    pp.27-38  
13)  「栄養教育・指導論実習における食育媒体の製作に関する考察~認定こども園職員による自由記述評価の分析から~」   共同(分担)  2021年3月  神戸女子短期大学『論攷』(66巻)(120頁)   平田庸子・園田雪恵・境田可奈子  pp.23-33  
(3)その他          
1)  「保育者をめざす学生の道徳観の研究―幼児期の道徳指導観との関連―」   単独  2012年5月   『日本保育学会第65回大会』発表要旨集(985頁)    p743  
2)  「親の養育態度が保育学生の規範意識に及ぼす影響」   単独  2012年6月   『日本道徳教育学会第79回大会』発表要旨集(80頁)    pp.72-73  
3)  「規範意識育成における保幼小連携の必要性-授業規範の基礎を培うために-」  単独  2012年10月   『日本道徳教育学会第80回大会』発表要旨集(90頁)     pp.72-73 
4)  「保育学生の規範意識と幼児に対する道徳指導観の関連性―規範意識:因子分析の再検討―」"   単独  2012年11月  『日本教育心理学会第54回総会』発表論文集(845頁)     p561 
5)  「規範意識育成における幼児教育と小学校教育の接続についての考察」"   単独  2013年5月   『日本保育学会第66回大会』発表要旨集(642頁)    p557  
6)  「保育学生の授業規範に関する研究」   単独  2014年5月   『日本保育学会第67回大会』発表要旨集 (1058頁)    p658 
7)  「保育学生の授業規範と保育観の関連性」   単独  2014年11月  『日本教育心理学会第56回総会』発表論文集 (850頁)     p820 
8)  「保育学生が抱く幼稚園 教諭と保育士の違いー保育者論の授業から」   単独  2015年5月   『日本保育学会第68回大会』発表要旨集 (1065頁)     p632 
9)  「保育学生の幼稚園教諭と保育士の職業イメージの違い:色彩連想テストから」   単独  2015年8月  『日本教育心理学会第57回総会』発表論文集     p396 
10)  「オーストラリア保育実習における学生の学び」  単独  2020年5月   『日本保育学会第73回大会』発表要旨集(CD-ROM)     
4.学会等および社会における主な活動
(1)学会活動
2008年9月   日本保育学会正会員(現在に至る)  
2010年4月  幼年教育実践学会正会員(現在に至る) 
2012年3月  日本道徳教育学会正会員(現在に至る) 
2012年5月  日本教育心理学会正会員(現在に至る)  
2019年10月  関西教育学会正会員(現在に至る) 
(2)公的機関の役職等
(3)非営利組織等における活動
(4)講演講師等
(5)その他

学部・学科選択