氏名 | 薦田 未央 (KOMODA Mio) |
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所属 | 現代人間学部 心理学科 心理学研究科 |
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職名 | 教授 | |||||||||||
主要学歴 |
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取得学位 | 教育学修士 | |||||||||||
研究分野の概要 | 乳幼児の精神発達について、特に言語の獲得・発達要因を研究している。また、心の理論に基づき幼児期の他者理解について言語発達との関連から幼児がどのように外界を捉え、認知を発達させているのかについて検討を行っている。 実践研究では、発達障害の子どもの支援、親の支援方法について検討している。乳幼児期から児童期にかけての認知発達や心理的特徴を把握する方法、具体的支援、親の心理的支援についての検討、実践を行っている。 |
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キーワード | 「言語発達」、「他者理解」、「発達障害」、「親支援」 | |||||||||||
主要職歴 |
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学内活動 | 心理臨床センター発達相談室専任相談員 |
教育・研究活動 | |
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1.担当科目 | 学 部:障害児心理学、乳幼児心理学、教育相談論、中級実験実習、心理学基礎演習II、心理・教育フィールド研修a、心理・教育フィールド研修c、心理学演習I、心理学演習II、卒業研究 大学院:臨床発達心理学実習I・II、特別支援アセスメント実習、学校臨床心理学実習、学校カウンセリング特論、発達・学校心理学専門演習I・II・III・IV、特別研究 |
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2.教育活動 | |||
教育実践上の主な業績 | 年 月 日 | 概 要 | |
(1)教育内容・方法の工夫(授業評価を含む) | |||
1) | 教育内容・方法の工夫(授業評価を含む) | 2005年4月〜現在 | 講義では、毎回、広く新しい情報を盛り込んだ資料やレジュメを配布し、授業の流れを理解しやすくする工夫をしている。また、授業内容を振り返るワークシートの作成や小テストを実施し知識の整理を促している。 |
2005年4月〜現在 | 実験や実習等の授業では教材(実験刺激)をパワーポイント等で作成し、学生の実験が円滑にすすめられるよう工夫を行っている。またガイダンスのレジュメも用意している。小テスト、ワークシート、レポートなどは採点、添削をして復習の教材となるように学生に返却している。 | ||
2005年4月〜現在 | 最初の授業で学生の関心やニーズについての記述を求めることで授業の組み立てに役立てている。また、授業中のワークシートに感想欄を設け記述を求めた結果や授業評価アンケートの結果を受け、次の授業の改善に役立てている。 | ||
(2)作成した教科書、教材、参考書 | |||
1) | やる気を育む心理学 | 2007年10月 | 動機づけの研究、教育心理学や学習心理学について学び始める学生、また学校現場での教育活動に携わる専門家に役立つような入門書。学術的な基礎研究や論文のデータをわかりやすく紹介、解説すること、また多視点から動機づけ研究を考えるということを主旨としている。新しい試みとしては、「やる気」に関連する発達的な基盤や人間関係、ストレスとの関連、学校現場での取り組みなどという視点も盛り込みながら、学術的研究の成果やデータをレビューしている内容でもある。(第2章 やる気を育てる基盤 分筆) |
2) | やる気を育む心理学 (改訂版) | 2009年4月 | 上記の概要に最新の知見を加筆し、子どもの育ちや学習に関する動機づけの要因を更に検討し、論じている。(第2章 やる気を育てる基盤 分筆) |
(3)教育方法、教育実践に関する発表、講演等 | |||
1) | 大学における子育て支援事業の課題―「こがもクラブ」の実践を通して― | 2006年3月 | 京都ノートルダム女子大学心理学部・大学院心理学研究科 研究誌「プシュケー」第4号(75-101頁掲載)大学院の授業で行っている実習であり、地域貢献の役割も果たす事業である「こがもクラブ」について院生、および参加親子への効果や課題について検討し、発表している論文である。 |
2) | 大学における子育て支援教室の実際と課題 | 2007年7月 | 日本臨床発達心理士会全国大会の実践研究発表の領域において、本学の実習授業について分析、検討した結果を発表した。臨床発達心理士の受験資格を取得するために必要な科目として指定されている実習授業について、実践の中で見出された学生の育成に関する問題やこれからの課題について検討した。 |
3) | 大学における親子参加プログラムの課題−「自然と遊ぼう!」の実践を通して− | 2013年3月 | 心理学や教育学の視点から、地域の家族向けプログラムの企画・運営を行い、その実践分析を行った。乳幼児期から児童期にかけての子どもの心理的発達に合わせて、自然教育や造形活動を提供する方法や家族への支援をプログラムの資料やアンケート結果から振り返り、検討した。また、学生への教育視点では、活動に関する指導方法やその効果を学生アンケートの結果より検討している。 |
(4)その他教育活動上特記すべき事項 | |||
1) | 京都ノートルダム女子大学大学院(臨床発達心理学実習I・II) | 2003年4月〜現在に至る | 実習Iにおいて、乳幼児期の子どもとその保護者を対象にした親子教室を開催している。子どもの発達に関する諸問題を検討し、支援する場であり、保護者へは子育てを支援する場を提供している。大学院生には発達臨床を実践的に学ぶことを指導する場となっている。実習IIでは、大学院生が外部機関の実習に出向いており、そのスーパーヴィジョンを実施し、指導を行っている。 |
3.研究活動 | ||||||
著書、学術論文等の名称 | 単著・共著の別 | 発行又は発表の年月 | 発行所、発行雑誌 (及び巻・号数)等の名称 |
編者・著者名 (共著の場合のみ記入) |
該当頁数 | |
(1)著書 | ||||||
2) | やる気を育む心理学 | 共著 | 2007年10月 | 北樹出版 | ◎伊藤崇達、薦田未央、西口利文、岡田涼、太幡直也、加藤司 | 24〜46頁 |
3) | やる気を育む心理学(改訂版) | 共著 | 2010年4月 | 北樹出版 | ◎伊藤崇達、薦田未央、西口利文、岡田涼、太幡直也、加藤司 | 24〜47頁 |
(2)論文 | ||||||
3) | 大学における子育て支援事業の課題―「こがもクラブ」の実践を通して― | 共著 | 2006年2月 | 京都ノートルダム女子大学心理学部・大学院心理学研究科研究誌プシュケー第4号 | ◎高井直美、薦田未央、伊藤(阿部)一美 | 75〜101頁 |
4) | 大学生の携帯電話の利用とその対人関係について(3)―メールの返信や通話に対する態度― | 共著 | 2006年3月 | 甲南女子大学学生相談室年報第6号 | ◎薦田未央、銅直優子 | 15〜24頁 |
5) | 幼児のふり遊びにおける仲間との相互交渉 | 共著 | 2009年3月 | 京都ノートルダム女子大学心理学部・大学院心理学研究科紀要プシュケー第8号 | ◎高井直美、伊藤(阿部)一美、薦田未央 | 1-12頁 |
6) | 大学における親子参加プログラムの課題ー「自然と遊ぼう!」の実践を通してー | 共著 | 2013年3月 | 京都ノートルダム女子大学心理学部・大学院心理学研究科紀要プシュケー第12号 | ◎高井直美・伊藤(阿部)一美・菅井啓之・藤本陽三・薦田未央 | 15-32頁 |
7) | 幼児期のふり遊びと心の理論の発達的関連 | 共著 | 2015年3月 | 京都ノートルダム女子大学心理学部・大学院心理学研究科紀要プシュケー第14号 | ◎高井直美・薦田未央・伊藤(阿部)一美・矢野のり子 | 13-27頁 |
(3)その他 | ||||||
学会発表論文集 | ||||||
3) | 幼児期における他者理解と対人関係の発達⑵―心の理論課題の吟味、検討から― | 共著 | 2005年3月 | 日本発達心理学会第16回大会 | ◎薦田未央、伊藤(阿部)一美、高井直美、矢野のり子 | 303頁 |
4) | 幼児期における他者理解と対人関係の発達⑶―心の理論課題の反応分析― | 共著 | 2006年3月 | 日本発達心理学会第17回大会 | ◎薦田未央、高井直美、伊藤(阿部)一美、矢野のり子 | 628頁 |
5) | 幼児期における他者理解と対人関係の発達⑷―4歳〜5歳児における心の理論課題の反応分析― | 共著 | 2007年3月 | 日本発達心理学会第18回大会 | ◎薦田未央、高井直美、伊藤(阿部)一美、矢野のり子 | 621頁 |
6) | 幼児期における他者理解と対人関係の発達⑸ | 共著 | 2007年3月 | 日本発達心理学会第18回大会 | ◎高井直美、薦田未央、伊藤(阿部)一美、矢野のり子 | 622頁 |
7) | 大学における子育て支援教室の実際と課題 | 共著 | 2007年7月 | 日本臨床発達心理士会第3回全国大会 | ◎高井直美、薦田未央、伊藤(阿部)一美 | 52〜53頁 |
8) | 幼児期における他者理解と対人関係の発達⑹ | 共著 | 2008年3月 | 日本発達心理学会第19回大会 | ◎高井直美、伊藤(阿部)一美、薦田未央、矢野のり子 | 756頁 |
9) | 幼児期における他者理解と対人関係の発達(7)ー心の理論課題の反応分析ー女児2名の3〜6歳時の縦断データをもとにー | 共著 | 2009年3月 | 日本発達心理学会第20回大会 | ◎伊藤(阿部)一美、高井直美、薦田未央、矢野のり子 | 128頁 |
10) | 幼児期における他者理解と対人関係の発達(8)ー心の理論課題の反応とふり遊びの関係ー | 共著 | 2009年3月 | 日本発達心理学会第20回大会 | ◎薦田未央、高井直美、伊藤(阿部)一美、矢野のり子 | 129頁 |
11) | 乳幼児の親支援に関する試み−子育て支援教室における母親のグループワーク− | 単著 | 2013年9月 | 日本臨床発達心理士会大9回全国大会 | 85頁 | |
12) | 子育て支援教室における親支援−グループワークの質的分析から検討する親支援− | 共著 | 2014年9月 | 日本臨床発達心理士会大10回全国大会 | ◎薦田未央、高井直美 | 61頁 |
4.学会等および社会における主な活動 | |
(1)学会活動 | |
1994年〜現在に至る | 関西心理学会会員 |
1996年〜現在に至る | 日本心理学会会員 |
2003年〜現在に至る | 日本応用心理学会会員 |
2003年〜現在に至る | 日本発達心理学会会員 |
2003年〜現在に至る | 日本心理臨床学会会員 |
2012年〜現在に至る | 日本教育心理学会会員 |
(2)公的機関の役職等 | |
1996年4月1日〜現在に至る | 尼崎市母子保健事業専門相談員(心理相談) |
2004年4月1日〜現在に至る | 京都市教育委員会 LD等の児童生徒の教育的支援を行う「学校サポートチーム」委員 |
(3)非営利組織等における活動 | |
2011年5月〜現在 | 特定非営利活動法人保育・子育てアドバイザー協会関西 理事 |
(4)講演講師等 | |
2009年1月19日 | 京都市立東総合支援学校校内研修会「WISC-III研修会②」 |
2009年1月22日 | 京都市立弥栄中学校主催「子どもの健康を守る地域専門家総合連携事業:気になる子どもの特徴と学習支援」 |
2009年2月23日 | 京都市立東総合支援学校校内研修会「WISC-III研修会③」 |
2009年11月10日 | 京都市立呉竹総合支援学校主催「総合育成支援教育公開研修会:子どもたちの支援のためのWISC-IIIの検査結果の読み取り」 |
2010年10月21日 | 京都市立東総合支援学校公開研修会「子どもの発達について−乳幼児期からの発達の道筋と関わりについて−」 |
2010年11月16日 | 京都市立東総合支援学校学習会「コミュニケーションの発達」 |
2011年8月21,22日 | 臨床発達心理士資格認定委員会主催 指定科目資格講習会講師「初期言語発達支援」「保育コンサルテーション」 |
2012年8月26日 | 臨床発達心理士資格認定委員会主催 指定科目資格講習会「初期言語発達支援」講師 |
2012年10月29日 | 社会福祉法人 京都総合福祉協会 ポッポ主催保護者向け講演会「子どもの育ちとコミュニケーションの発達について」 講師 |
2013年8月10日 | NPO法人保育・子育てアドバイザー協会関西 入門講座「保育のためのコミュニケーション入門講座」 |
2014年10月21-11月17日 | 京都市立総合支援学校教育研究会知的発達研究会主催 ラーニングパルまなび塾 連続4回講座「検査法を通して指導支援につなげるには」 |
2015年7月12日 | NPO法人保育・子育てアドバイザー協会関西 保育臨床講座「保育臨床講座1)クラスで出会う気になる子」 |
(5)その他 |